ZEON Clinic GINZA Webサイト

2023年6月、銀座にオープンした脱毛や美容皮膚を中心としたメンズトータルクリニック「ZEON Clinic GINZA」のWebサイトデザインを担当しました。オープン当初は簡易的な更新可能なサイトが設置されていましたが、クリニックの特徴や提供するメニューをより詳細に伝えるため、サイトのリニューアルが求められました。加えて、別のプロジェクトとして進行していたYouTuberによるクリニックPR動画の配信日程との連携も重要なポイントとなり、短期間でフェーズを分けて順次公開する形を取ることになりました。

Client

ZEON Clinic

My role

情報設計 サイトデザイン UIデザイン

The team

1 × プロジェクトオーナー 1 × デザイナー 1 × フロントエンドエンジニア

Period

2023.09 - 2024.10

コンテンツ内容を洗い出す

まず、ステークホルダーを兼任するプロジェクトオーナーとヒアリングを行い、リニューアル予定の現行サイトを確認しながら、改善点と今後取り入れたい機能について議論しました。現状のクリニックサイトでは、ターゲットとするユーザー層に向けた訴求が難しいという問題が浮き彫りになっていました。また、今後施術メニューが増える可能性があることも話し合う中で出てきたので、これらの問題を解決するため、男性脱毛クリニックや美容クリニックの競合調査を実施しました。競合だけでなく、サイトの更新性やトーンなどが参考になる他社サイトも調査対象に加えました。調査においては、サイト全体の構成と流れを整理するため、各コンテンツの内容やデザインの系統、サイトの特徴を記載し、それらがZEON Clinicの目指す方向性にどれだけ合致しているかを確認しながらすり合わせを進めました。


My contribution

ヒアリング / 競合・他社調査

必要要素を構成に落とし込む

ヒアリングを通じて掲載すべきコンテンツが固まった後、ワイヤーフレームを作成しました。ファーストビューにはクリニックの写真とコピーを配置し、バナーで常に最新の情報を伝えられるようにしました。コンテンツの順番については、ヒアリングで得た別LPの検証結果を基に、「男性脱毛を希望するユーザーは、まずはきちんとした説明を見た後に全体を確認する傾向がある」という意見を反映させ、最初にクリニックの説明を入れ、次に価格の説明へと進む構成にしました。

制作したワイヤーフレーム

My contribution

ワイヤーフレーム作成

デザインの作成

ワイヤーフレームが完成した後、デザインに着手しました。メインカラーとサブカラーはすでに決まっていたため、それらを基にデザインを展開しました。クリニックは初期段階で完全キャッシュレス対応(※現在は現金対応可)を行っており、先進的で新しい印象を与えるサイトを目指しました。また、料金表やフッターなど、施術メニューが増加しても対応できるよう、将来的な拡張を考慮したデザインを心がけました。


制作したFigmaデザイン一覧(一部)


キービジュアルデザイン


施術メニューの増加を想定してタブ切り替えでPCは開閉式、SPはスクロール仕様に

My contribution

デザイン作成(メインページ)

テンプレート化した各施術メニューページ

施術メニューが毎回増加することを考慮し、運用効率を重視して紹介ページのデザインをパーツ化しました。

My contribution

デザイン作成(下層ページ)

サイト内掲載バナー

イベントや割引などに合わせて、各種バナーの制作も行いました。

My contribution

グラフィックデザイン

TOP全体ページデザイン


その後の成果について

リニューアル前の半年と同じ期間を比較した結果、セッション数は83.65%増加し、エンゲージメントのあったセッション数は109.48%増加、平均エンゲージメント率も107.44%向上しました。より見やすく操作しやすいコンテンツを制作したことでユーザーの滞在時間が増加し、大幅なセッション数の増加につながったと考えています。

©️ Yuri Yamada 2024