ZEON Clinic GINZA コミュニケーションデザイン

May 2023 - Oct 2024

ZEON Clinic GINZAのWebサイト制作に加え、開院チラシ、Facebook広告、SNS投稿テンプレート、院内で使用するカウンセリングツールやチェックリスト、ショップカードなどのコミュニケーションツールを継続して担当いたしました。

Cliant

ゼオンクリニック

My Role

情報収集・リサーチ、目的設定、情報設計、構成作成、アートディレクション/グラフィックデザイン、Webデザイン

The Team

経営者(1)、フロントエンドエンジニア(2)

Background

制作背景


ZEON Clinic GINZAの開院時から継続してデザインを担当し、必要となったツールをその都度制作していきました。最初の案件は開院チラシで、その後Webサイトをはじめ、広告バナー、SNS投稿テンプレート、院内カウンセリングツールやチェックリスト、オンラインショップカードなど、依頼内容は多岐にわたりました。




Process & Solution

考えたことと行ったこと


制作物によって目的や見る人、使われる場面が違うため、ZEON Clinic GINZAの印象を保ちつつ、それぞれに合った伝え方を考えるようにしていました。


1. 開院チラシからZEON Clinicのトーンを探る

・依頼を受けた時

まずこの依頼が初めての最初の案件であり、すでに別のデザイナーが作成してくださったロゴとベースカラーがあったのですが、ZEON Clinicのトーンがそこまで固まった状態ではありませんでした。

また制作にあたり先方から受け取ったものは完成した構成ではなく、掲載したい要素のリストだったため、そこから見せ方を考えていく必要がありました。


・調査とヒアリング

ヒアリング前に他社の脱毛クリニックやサロンを調査し、参考デザインと確認したいことを整理していくと、男性向け脱毛のビジュアル表現にも「中性的に見せる」と「男らしさを強く出す」ものがありました。

ヒアリングの際にはどちらの見せ方がいいかはっきりは決まらなかったのですが、情報の見せ方の方向性は参考に出したデザインから、余白感やすっきりした雰囲気で進むことになりました。




・デザインでの情報の優先順位

いただいた掲載要素をもとにデザインを進める中で、何を優先してみせるか検討、新規開院で周辺に配布するチラシなのでまず「OPENしたこと」と「どこにあるのか」を伝えることが一番なのではと感じました。

その一方で、価格の優先度も高いので、表紙で価格を見せるデザインも制作してみましたが、価格を強く出すとZEON Clinicの見せたい雰囲気から離れると考えました。




・2つの方向でデザインを提示

余白感やすっきりした構成をベースにして、A案では「中性的」、B案では「男らしさ」というビジュアルイメージの異なる2案を制作。最近の他社脱毛クリニックの傾向や、中性的も良いと言うヒアリング内容、ZEON Clinicの院内雰囲気、女性が見る可能性のある場面でも使いやすそうなことから、自身ではA案をおすすめにしました。


・裏面でも「何を伝えるか」を考える

いただいた情報から「麻酔科医監修」、「最新のレーザー機器」、「完全個室」、「男性看護婦がいる」ことはZEON Clinicの特徴なのではと考えて掲載をしてみて、自分の認識だけでなく、これがZEON Clinicの特徴として据えてよいか先方にも確認し進めて行きました。




完成デザイン




2. Webサイトで、クリニックや施術について理解できる情報設計を考える

・Webサイトを作るまで

すでにサイトが存在していましたが、そちらは病院の開院に合わせて作った簡易的なものであることと、youtuberによる体験動画配信を予定しており、サイトのアクセスが増加する可能性から、公式サイトが必要になり、プロジェクトが始まりました。


・ヒアリングから課題を考える

ヒアリングを行い、その時に出てきた情報から、改めてターゲット整理し、20-50代の男性、中でも社会人でシングルの脱毛や美容に興味を持ちはじめる22-32才をコアターゲットとしました。そして他社のクリニックのサイトと、それ以外にも参考となりそうなサイトを見せて、現状のサイトとならべることで、課題を掘り起こしサイト設計を行っていきました。




・クリニックや施術の特徴を伝えてから、価格につなげる

旧サイトでは、クリニックの情報が所在地のみにとどまり、どのような特徴を持ち、安心して施術を受けられるクリニックなのかを十分に伝えられていませんでした。

また、別途制作していたキャンペーンLPのGoogle Analyticsの結果から、ユーザーは施術に関する説明を確認してから次の行動に進む傾向があることもわかっていました。

価格訴求が目立つ脱毛・美容医療の分野だからこそ、価格だけでなく、施術内容やクリニックの特徴を丁寧に伝えることが重要だと考えました。ユーザーが十分な情報を得て、納得したうえで予約に進めるサイトを目指しました。


そこでTOP・施術メニューページでは、病院や施術の特徴、ポイントを丁寧に解説してから価格を見せる構成にし、ユーザーが内容を理解したうえで検討できる流れにしました。





・最新情報が伝わるKVにする

普通の医療クリニックと違い、季節によって割引キャンペーンなどが行われることもあります。何度も訪問してもらう可能性もあり、サイト訪問時に最新情報が伝わりやすい場所に置くことも重要でした。


そこでKVには、別途撮影していただいた院内写真とキャンペーンバナーを組み合わせ、どのようなクリニックなのかを伝えながら、最新情報も確認できる構成にしました。





・メニューの増加を想定した設計にする

今後施術メニューが増えていくことも想定しており、それに耐えられる設計を考えていく必要がありました。


そこで、施術メニューや価格表には2カラムの方式を採用し、メニューの増減にも対応できるようにデザインを行いました。またページ作成にあたる時間を短縮させるため、施術ページに関してはページをテンプレート化し、各デザインパーツをコンポーネントととして、使いまわせる仕様にし、メニューが増加する際は既存のテンプレートを使用し、ページ制作を行なっておりました。





・ZEON ClinicのトーンをWebへ展開する

クリニックの特徴として開院当初は、完全キャッシュレス決済を行なっていたため、ターコイズブルーのメインカラーを混ぜた先進性のあるグラデーションをサイトの全体に使用しました。



・結果について

リニューアル前後の各6か月を比較したところ、医療脱毛紹介ページと美容医療紹介ページの表示回数は、ともに約2.5倍に増加しました。また、サイト全体の表示回数に占める割合も、それぞれ7.3%から9.4%、5.1%から6.6%へ上昇しました。


施術内容を丁寧に伝えるという設計方針に対して、リニューアル後は施術紹介ページの閲覧割合が高まる結果となりました。


※同期間にはYouTuberとのコラボレーションによる流入増加もあったため、リニューアル単独の効果とは判断していません。




3. ZEON Clinicのトーンをさまざまな制作物へ広げる

開院チラシやWebサイトで検討してきたZEON Clinicの見せ方を、その後必要となったさまざまな制作物へ展開していきました。


ご来院時チェックリスト




お友達紹介カード / オンラインショップ案内カード




販促リーフレット





4. 広告では、目的から「どう伝えるか」を考える

Facebook広告バナーの制作にあたって、先方からは以下のような目的やテーマが与えられました。

  • 脱毛もしくはマシン訴求を行いたい
  • 院長の顔を出して信頼感を伝えたい
  • 季節のキャンペーンを行いたいなど


そこから切り口を考え、キャッチコピーとビジュアルに落とし込んでいきました。

例えば脱毛なら、サウナや夏、水着などの場面からコピーを考えることや、ビジュアルも、ZEON Clinicの基本のトーンやコピーに合わせた表現、LPに遷移する場合はLPと合わせたトーンなど、目的によって変更して行きました。



制作デザイン






5. 専門的な情報を、患者さんが理解できる形にする

脱毛カウンセリングツールについては、既存資料とオーナーがスタッフから集めた情報をもとに整理し、患者さんが理解しやすいと思う順番に組み直し、内容に合わせて伝え方を変更していきました。


脱毛の仕組みを図解にする




機器の違いを比較表にする




予約やキャンセルのルールを整理する





6. 見る人と、実際に作る人の両方を考える

instagramの投稿に関しては、すでに看護師さん自身が、Canvaで制作し投稿をしてくださっていたのですが、ZEON Clinicのトーンと合っていないという課題がありました。


・看護師さんへのヒアリング

今後も看護師さん自身で運用していくことを前提に、実際に投稿をしている方へCanvaをどの程度使えるのか、現在どのように投稿を行なっているか、今後どんな投稿を行う予定かなどのヒアリングを行いました。


・ZEON Clinicのトーンで作れるCanvaのテンプレートを制作

ヒアリング内容をもとにZEON Clinicのトーンを保ちながら、看護師さん自身で投稿できるCanvaテンプレートを制作いたしました。


・複数の作例の用意

知識系の投稿は内容によっては写真や、イラスト、情報量が変わることがあります。そのため1つの形に固定するのではなく、実際に想定されるテーマを使って複数の作例を作り、そのほかにも写真を使ったパターンなども用意をしてみました。


以下は画像はinstagramに当てはめた形を想定したものになります。




また納品して終わりではなく、どの部分のイラストを入れ替えるか、どんなイラストが投稿上目に止まりやすいか、素材を探す場所なども共有し、看護師さん自身で調整と展開ができるようにいたしました。

©Yuri Yamada

ZEON Clinic GINZA コミュニケーションデザイン

May 2023 - Oct 2024

ZEON Clinic GINZAのWebサイト制作に加え、開院チラシ、Facebook広告、SNS投稿テンプレート、院内で使用するカウンセリングツールやチェックリスト、ショップカードなどのコミュニケーションツールを継続して担当いたしました。

Cliant

ゼオンクリニック

My Role

情報収集・リサーチ、目的設定、情報設計、構成作成、アートディレクション/グラフィックデザイン、Webデザイン

The Team

経営者(1)、フロントエンドエンジニア(2)

Background

制作背景


ZEON Clinic GINZAの開院時から継続してデザインを担当し、必要となったツールをその都度制作していきました。最初の案件は開院チラシで、その後Webサイトをはじめ、広告バナー、SNS投稿テンプレート、院内カウンセリングツールやチェックリスト、オンラインショップカードなど、依頼内容は多岐にわたりました。




Process & Solution

考えたことと行ったこと


制作物によって目的や見る人、使われる場面が違うため、ZEON Clinic GINZAの印象を保ちつつ、それぞれに合った伝え方を考えるようにしていました。


1. 開院チラシからZEON Clinicのトーンを探る

・依頼を受けた時

まずこの依頼が初めての最初の案件であり、すでに別のデザイナーが作成してくださったロゴとベースカラーがあったのですが、ZEON Clinicのトーンがそこまで固まった状態ではありませんでした。

また制作にあたり先方から受け取ったものは完成した構成ではなく、掲載したい要素のリストだったため、そこから見せ方を考えていく必要がありました。


・調査とヒアリング

ヒアリング前に他社の脱毛クリニックやサロンを調査し、参考デザインと確認したいことを整理していくと、男性向け脱毛のビジュアル表現にも「中性的に見せる」と「男らしさを強く出す」ものがありました。

ヒアリングの際にはどちらの見せ方がいいかはっきりは決まらなかったのですが、情報の見せ方の方向性は参考に出したデザインから、余白感やすっきりした雰囲気で進むことになりました。




・デザインでの情報の優先順位

いただいた掲載要素をもとにデザインを進める中で、何を優先してみせるか検討、新規開院で周辺に配布するチラシなのでまず「OPENしたこと」と「どこにあるのか」を伝えることが一番なのではと感じました。

その一方で、価格の優先度も高いので、表紙で価格を見せるデザインも制作してみましたが、価格を強く出すとZEON Clinicの見せたい雰囲気から離れると考えました。




・2つの方向でデザインを提示

余白感やすっきりした構成をベースにして、A案では「中性的」、B案では「男らしさ」というビジュアルイメージの異なる2案を制作。最近の他社脱毛クリニックの傾向や、中性的も良いと言うヒアリング内容、ZEON Clinicの院内雰囲気、女性が見る可能性のある場面でも使いやすそうなことから、自身ではA案をおすすめにしました。


・裏面でも「何を伝えるか」を考える

いただいた情報から「麻酔科医監修」、「最新のレーザー機器」、「完全個室」、「男性看護婦がいる」ことはZEON Clinicの特徴なのではと考えて掲載をしてみて、自分の認識だけでなく、これがZEON Clinicの特徴として据えてよいか先方にも確認し進めて行きました。




完成デザイン




2. Webサイトで、クリニックや施術について理解できる情報設計を考える

・Webサイトを作るまで

すでにサイトが存在していましたが、そちらは病院の開院に合わせて作った簡易的なものであることと、youtuberによる体験動画配信を予定しており、サイトのアクセスが増加する可能性から、公式サイトが必要になり、プロジェクトが始まりました。


・ヒアリングから課題を考える

ヒアリングを行い、その時に出てきた情報から、改めてターゲット整理し、20-50代の男性、中でも社会人でシングルの脱毛や美容に興味を持ちはじめる22-32才をコアターゲットとしました。そして他社のクリニックのサイトと、それ以外にも参考となりそうなサイトを見せて、現状のサイトとならべることで、課題を掘り起こしサイト設計を行っていきました。




・クリニックや施術の特徴を伝えてから、価格につなげる

旧サイトでは、クリニックの情報が所在地のみにとどまり、どのような特徴を持ち、安心して施術を受けられるクリニックなのかを十分に伝えられていませんでした。

また、別途制作していたキャンペーンLPのGoogle Analyticsの結果から、ユーザーは施術に関する説明を確認してから次の行動に進む傾向があることもわかっていました。

価格訴求が目立つ脱毛・美容医療の分野だからこそ、価格だけでなく、施術内容やクリニックの特徴を丁寧に伝えることが重要だと考えました。ユーザーが十分な情報を得て、納得したうえで予約に進めるサイトを目指しました。


そこでTOP・施術メニューページでは、病院や施術の特徴、ポイントを丁寧に解説してから価格を見せる構成にし、ユーザーが内容を理解したうえで検討できる流れにしました。





・最新情報が伝わるKVにする

普通の医療クリニックと違い、季節によって割引キャンペーンなどが行われることもあります。何度も訪問してもらう可能性もあり、サイト訪問時に最新情報が伝わりやすい場所に置くことも重要でした。


そこでKVには、別途撮影していただいた院内写真とキャンペーンバナーを組み合わせ、どのようなクリニックなのかを伝えながら、最新情報も確認できる構成にしました。





・メニューの増加を想定した設計にする

今後施術メニューが増えていくことも想定しており、それに耐えられる設計を考えていく必要がありました。


そこで、施術メニューや価格表には2カラムの方式を採用し、メニューの増減にも対応できるようにデザインを行いました。またページ作成にあたる時間を短縮させるため、施術ページに関してはページをテンプレート化し、各デザインパーツをコンポーネントととして、使いまわせる仕様にし、メニューが増加する際は既存のテンプレートを使用し、ページ制作を行なっておりました。





・ZEON ClinicのトーンをWebへ展開する

クリニックの特徴として開院当初は、完全キャッシュレス決済を行なっていたため、ターコイズブルーのメインカラーを混ぜた先進性のあるグラデーションをサイトの全体に使用しました。



・結果について

リニューアル前後の各6か月を比較したところ、医療脱毛紹介ページと美容医療紹介ページの表示回数は、ともに約2.5倍に増加しました。また、サイト全体の表示回数に占める割合も、それぞれ7.3%から9.4%、5.1%から6.6%へ上昇しました。


施術内容を丁寧に伝えるという設計方針に対して、リニューアル後は施術紹介ページの閲覧割合が高まる結果となりました。


※同期間にはYouTuberとのコラボレーションによる流入増加もあったため、リニューアル単独の効果とは判断していません。




3. ZEON Clinicのトーンをさまざまな制作物へ広げる

開院チラシやWebサイトで検討してきたZEON Clinicの見せ方を、その後必要となったさまざまな制作物へ展開していきました。


ご来院時チェックリスト




お友達紹介カード / オンラインショップ案内カード




販促リーフレット





4. 広告では、目的から「どう伝えるか」を考える

Facebook広告バナーの制作にあたって、先方からは以下のような目的やテーマが与えられました。

  • 脱毛もしくはマシン訴求を行いたい
  • 院長の顔を出して信頼感を伝えたい
  • 季節のキャンペーンを行いたいなど


そこから切り口を考え、キャッチコピーとビジュアルに落とし込んでいきました。

例えば脱毛なら、サウナや夏、水着などの場面からコピーを考えることや、ビジュアルも、ZEON Clinicの基本のトーンやコピーに合わせた表現、LPに遷移する場合はLPと合わせたトーンなど、目的によって変更して行きました。



制作デザイン






5. 専門的な情報を、患者さんが理解できる形にする

脱毛カウンセリングツールについては、既存資料とオーナーがスタッフから集めた情報をもとに整理し、患者さんが理解しやすいと思う順番に組み直し、内容に合わせて伝え方を変更していきました。


脱毛の仕組みを図解にする




機器の違いを比較表にする




予約やキャンセルのルールを整理する





6. 見る人と、実際に作る人の両方を考える

instagramの投稿に関しては、すでに看護師さん自身が、Canvaで制作し投稿をしてくださっていたのですが、ZEON Clinicのトーンと合っていないという課題がありました。


・看護師さんへのヒアリング

今後も看護師さん自身で運用していくことを前提に、実際に投稿をしている方へCanvaをどの程度使えるのか、現在どのように投稿を行なっているか、今後どんな投稿を行う予定かなどのヒアリングを行いました。


・ZEON Clinicのトーンで作れるCanvaのテンプレートを制作

ヒアリング内容をもとにZEON Clinicのトーンを保ちながら、看護師さん自身で投稿できるCanvaテンプレートを制作いたしました。


・複数の作例の用意

知識系の投稿は内容によっては写真や、イラスト、情報量が変わることがあります。そのため1つの形に固定するのではなく、実際に想定されるテーマを使って複数の作例を作り、そのほかにも写真を使ったパターンなども用意をしてみました。


以下は画像はinstagramに当てはめた形を想定したものになります。




また納品して終わりではなく、どの部分のイラストを入れ替えるか、どんなイラストが投稿上目に止まりやすいか、素材を探す場所なども共有し、看護師さん自身で調整と展開ができるようにいたしました。

©Yuri Yamada

ZEON Clinic GINZA コミュニケーションデザイン

May 2023 - Oct 2024

ZEON Clinic GINZAのWebサイト制作に加え、開院チラシ、Facebook広告、SNS投稿テンプレート、院内で使用するカウンセリングツールやチェックリスト、ショップカードなどのコミュニケーションツールを継続して担当いたしました。

Cliant

ゼオンクリニック

My Role

情報収集・リサーチ、目的設定、情報設計、構成作成、アートディレクション/グラフィックデザイン、Webデザイン

The Team

経営者(1)、フロントエンドエンジニア(2)

Background

制作背景


ZEON Clinic GINZAの開院時から継続してデザインを担当し、必要となったツールをその都度制作していきました。最初の案件は開院チラシで、その後Webサイトをはじめ、広告バナー、SNS投稿テンプレート、院内カウンセリングツールやチェックリスト、オンラインショップカードなど、依頼内容は多岐にわたりました。




Process & Solution

考えたことと行ったこと


制作物によって目的や見る人、使われる場面が違うため、ZEON Clinic GINZAの印象を保ちつつ、それぞれに合った伝え方を考えるようにしていました。


1. 開院チラシからZEON Clinicのトーンを探る

・依頼を受けた時

まずこの依頼が初めての最初の案件であり、すでに別のデザイナーが作成してくださったロゴとベースカラーがあったのですが、ZEON Clinicのトーンがそこまで固まった状態ではありませんでした。

また制作にあたり先方から受け取ったものは完成した構成ではなく、掲載したい要素のリストだったため、そこから見せ方を考えていく必要がありました。


・調査とヒアリング

ヒアリング前に他社の脱毛クリニックやサロンを調査し、参考デザインと確認したいことを整理していくと、男性向け脱毛のビジュアル表現にも「中性的に見せる」と「男らしさを強く出す」ものがありました。

ヒアリングの際にはどちらの見せ方がいいかはっきりは決まらなかったのですが、情報の見せ方の方向性は参考に出したデザインから、余白感やすっきりした雰囲気で進むことになりました。




・デザインでの情報の優先順位

いただいた掲載要素をもとにデザインを進める中で、何を優先してみせるか検討、新規開院で周辺に配布するチラシなのでまず「OPENしたこと」と「どこにあるのか」を伝えることが一番なのではと感じました。

その一方で、価格の優先度も高いので、表紙で価格を見せるデザインも制作してみましたが、価格を強く出すとZEON Clinicの見せたい雰囲気から離れると考えました。




・2つの方向でデザインを提示

余白感やすっきりした構成をベースにして、A案では「中性的」、B案では「男らしさ」というビジュアルイメージの異なる2案を制作。最近の他社脱毛クリニックの傾向や、中性的も良いと言うヒアリング内容、ZEON Clinicの院内雰囲気、女性が見る可能性のある場面でも使いやすそうなことから、自身ではA案をおすすめにしました。


・裏面でも「何を伝えるか」を考える

いただいた情報から「麻酔科医監修」、「最新のレーザー機器」、「完全個室」、「男性看護婦がいる」ことはZEON Clinicの特徴なのではと考えて掲載をしてみて、自分の認識だけでなく、これがZEON Clinicの特徴として据えてよいか先方にも確認し進めて行きました。




完成デザイン




2. Webサイトで、クリニックや施術について理解できる情報設計を考える

・Webサイトを作るまで

すでにサイトが存在していましたが、そちらは病院の開院に合わせて作った簡易的なものであることと、youtuberによる体験動画配信を予定しており、サイトのアクセスが増加する可能性から、公式サイトが必要になり、プロジェクトが始まりました。


・ヒアリングから課題を考える

ヒアリングを行い、その時に出てきた情報から、改めてターゲット整理し、20-50代の男性、中でも社会人でシングルの脱毛や美容に興味を持ちはじめる22-32才をコアターゲットとしました。そして他社のクリニックのサイトと、それ以外にも参考となりそうなサイトを見せて、現状のサイトとならべることで、課題を掘り起こしサイト設計を行っていきました。




・クリニックや施術の特徴を伝えてから、価格につなげる

旧サイトでは、クリニックの情報が所在地のみにとどまり、どのような特徴を持ち、安心して施術を受けられるクリニックなのかを十分に伝えられていませんでした。

また、別途制作していたキャンペーンLPのGoogle Analyticsの結果から、ユーザーは施術に関する説明を確認してから次の行動に進む傾向があることもわかっていました。

価格訴求が目立つ脱毛・美容医療の分野だからこそ、価格だけでなく、施術内容やクリニックの特徴を丁寧に伝えることが重要だと考えました。ユーザーが十分な情報を得て、納得したうえで予約に進めるサイトを目指しました。


そこでTOP・施術メニューページでは、病院や施術の特徴、ポイントを丁寧に解説してから価格を見せる構成にし、ユーザーが内容を理解したうえで検討できる流れにしました。





・最新情報が伝わるKVにする

普通の医療クリニックと違い、季節によって割引キャンペーンなどが行われることもあります。何度も訪問してもらう可能性もあり、サイト訪問時に最新情報が伝わりやすい場所に置くことも重要でした。


そこでKVには、別途撮影していただいた院内写真とキャンペーンバナーを組み合わせ、どのようなクリニックなのかを伝えながら、最新情報も確認できる構成にしました。





・メニューの増加を想定した設計にする

今後施術メニューが増えていくことも想定しており、それに耐えられる設計を考えていく必要がありました。


そこで、施術メニューや価格表には2カラムの方式を採用し、メニューの増減にも対応できるようにデザインを行いました。またページ作成にあたる時間を短縮させるため、施術ページに関してはページをテンプレート化し、各デザインパーツをコンポーネントととして、使いまわせる仕様にし、メニューが増加する際は既存のテンプレートを使用し、ページ制作を行なっておりました。





・ZEON ClinicのトーンをWebへ展開する

クリニックの特徴として開院当初は、完全キャッシュレス決済を行なっていたため、ターコイズブルーのメインカラーを混ぜた先進性のあるグラデーションをサイトの全体に使用しました。



・結果について

リニューアル前後の各6か月を比較したところ、医療脱毛紹介ページと美容医療紹介ページの表示回数は、ともに約2.5倍に増加しました。また、サイト全体の表示回数に占める割合も、それぞれ7.3%から9.4%、5.1%から6.6%へ上昇しました。


施術内容を丁寧に伝えるという設計方針に対して、リニューアル後は施術紹介ページの閲覧割合が高まる結果となりました。


※同期間にはYouTuberとのコラボレーションによる流入増加もあったため、リニューアル単独の効果とは判断していません。




3. ZEON Clinicのトーンをさまざまな制作物へ広げる

開院チラシやWebサイトで検討してきたZEON Clinicの見せ方を、その後必要となったさまざまな制作物へ展開していきました。


ご来院時チェックリスト




お友達紹介カード / オンラインショップ案内カード




販促リーフレット





4. 広告では、目的から「どう伝えるか」を考える

Facebook広告バナーの制作にあたって、先方からは以下のような目的やテーマが与えられました。

  • 脱毛もしくはマシン訴求を行いたい
  • 院長の顔を出して信頼感を伝えたい
  • 季節のキャンペーンを行いたいなど


そこから切り口を考え、キャッチコピーとビジュアルに落とし込んでいきました。

例えば脱毛なら、サウナや夏、水着などの場面からコピーを考えることや、ビジュアルも、ZEON Clinicの基本のトーンやコピーに合わせた表現、LPに遷移する場合はLPと合わせたトーンなど、目的によって変更して行きました。



制作デザイン






5. 専門的な情報を、患者さんが理解できる形にする

脱毛カウンセリングツールについては、既存資料とオーナーがスタッフから集めた情報をもとに整理し、患者さんが理解しやすいと思う順番に組み直し、内容に合わせて伝え方を変更していきました。


脱毛の仕組みを図解にする




機器の違いを比較表にする




予約やキャンセルのルールを整理する





6. 見る人と、実際に作る人の両方を考える

instagramの投稿に関しては、すでに看護師さん自身が、Canvaで制作し投稿をしてくださっていたのですが、ZEON Clinicのトーンと合っていないという課題がありました。


・看護師さんへのヒアリング

今後も看護師さん自身で運用していくことを前提に、実際に投稿をしている方へCanvaをどの程度使えるのか、現在どのように投稿を行なっているか、今後どんな投稿を行う予定かなどのヒアリングを行いました。


・ZEON Clinicのトーンで作れるCanvaのテンプレートを制作

ヒアリング内容をもとにZEON Clinicのトーンを保ちながら、看護師さん自身で投稿できるCanvaテンプレートを制作いたしました。


・複数の作例の用意

知識系の投稿は内容によっては写真や、イラスト、情報量が変わることがあります。そのため1つの形に固定するのではなく、実際に想定されるテーマを使って複数の作例を作り、そのほかにも写真を使ったパターンなども用意をしてみました。


以下は画像はinstagramに当てはめた形を想定したものになります。




また納品して終わりではなく、どの部分のイラストを入れ替えるか、どんなイラストが投稿上目に止まりやすいか、素材を探す場所なども共有し、看護師さん自身で調整と展開ができるようにいたしました。